ワイン日記~パッシート・ディ・パンテレリア~
食後にゆっくりデザートワインを味わう時間は、至福のひととき。
デザートがあれば、なおいいのですが、私はデザートなしでデザートワインを飲むこともけっこうあります。
特にモスカートが好きで、アロマティックな香りにとっても癒されます。
モスカートといっても、北から南までいろいろあって、本当にバラエティーに富んでいます。
先日飲んだのは、「パッシート・ディ・パンテレリア」。
モスカート種である別名ズィビッボという品種です。
「パッシート」は、収穫後のブドウを干して作られるワインです。
「パンテレリア」は、シチリアの離島の名前。
パンテレリア島には行ったことはありませんが、いかにもきれいな場所のような美しい響きの名前です。
パンテレリア島は、スタイリストのジョルジョ・アルマーニの別荘があるということでも有名。
ジョルジョ・アルマーニが選ぶ場所なのだから、さぞかし美しい場所なんだろうな。
色は、黄金色がとってもきれい。
香りは、アンズやドライイチヂクのニュアンスがあります。
味わいは、香りが味になったような味!アンズやドライイチヂクの味わいが感じられます。
ハチミツや洋ナシのコンポートのようなニュアンスと味わいもあって、本当に幸せな気分にさせられます。
注意したいのは、「パッシート・ディ・パンテレリア」とエチケットに書いてあっても、作り方が異なるものがあります。
パッシート・ディ・パンテレリアと書いてあっても、「Liquoroso(リクオローゾ)」と書かれていると、酒精強化ワインの部類になります。
醸造過程でアルコールを添加します。
したがって、コストもおさえられ、ワインの値段も安くなります。↓↓
気軽に甘いワインを飲みたいときには、これでも楽しむことができます。
でも、おすすめはやっぱり100%ブドウからつくられるパッシート。ブドウ自体のナチュラルなおいしさがあります。↓↓
目を閉じると、気分はシチリア。日差しが強く乾燥している風が吹いている光景が広がります。
メディテーションワインとしてとってもGOODです👍