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パンツァーノインキャンティワイン祭り

パンツァーノのワイン祭りに行ってきました

秋といえば、ワイン祭り。

 

毎年パンツァーノ・イン・キャンティで、9月におこなわれるワイン祭りに行ってきました。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

 

 

今年は、9月12日~15日開催で、最終日の午後に行ってきたのですが、日曜日の午後ということもあり、とにかくすごい人でした。

 

パンツァーノのワイン祭りは、仕事が重ならないといつも行っているのですが、こんなにたくさんの人がいるのは初めて。

 

グラスを購入して、ブースを回り、好きなワインを飲むというお決まりのスタイルです。

ちなみにグラスは、20ユーロ。

 

いつもだと、生産者の話を聞いたりできるのですが、すごい人の多さで、あまり話を聞くことができませんでした。。

 

パンツァーノは、90%の生産者がビオ(有機栽培)をしているという地区。

キャンティクラシコで、サブゾーンが注目されていますが、パンツァーノはもっとも注目されているサブゾーンのひとつです。

 

 

ワイン祭りの様子はというと、

パンツァーノの中心の広場にひしめきあってブースが並びます。

 

パンツァーノインキャンティワイン祭り

 

 

 

さっそく試飲開始。

 

「カステッロ・デイ・ランポッラ」は、ビオディナミで有名ですね。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

 

シャルドネ、トラミネール、ソーヴィニョンブラン、マルヴァジアの「トレビアンコ」は、テラコッタのアンフォラで発酵される珍しいワイン。

 

ただ、この日の気温は30度を超えていて、けっこう暑く、ちょうどブースに直射日光が当たっていて、ワインが温まっていたので、ちょっと残念。。

 

カステッロ・デイ・ランポッラの顔でもあるキャンティクラシコ「サンマルコ」も出ていました。

 

 

 

直射日光を避けて、日陰のブースに行くことにして、「カファッジョ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

 

2013年から新しくできたラインの「カファッジョ」と、以前からあるラインの「ヴィッラ・カファッジョ」があるのですが、この日は、「カファッジョ」が出ていました。

 

キャンティクラシコのベースと、リセルヴァは、100%サンジョヴェーゼで、スロヴェニアンオークの大樽で熟成。

 

 

 

 

お隣の「カ・ディ・ペーサ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

 

キャンティクラシコのベースは、95%サンジョヴェーゼ、5%コロリーノで、バリックで熟成。

個人的には、サンジョヴェーゼは、バリックより、大樽で熟成されたものの方が好きなのですが、これは、エレガントな感じで好きでした。

 

 

 

「レ・フォンティ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

 

キャンティクラシコは、10%ほどカベルネソーヴィニヨンとメルローがブレンドされています。

もう少し特徴があってもよいかなと思いました。

 

 

「モンテフィリ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

ここは、標高が500メートルと高いところに位置するワイナリー。

その酸味がいきている感じでした。

 

 

 

「リニャーナ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

キャンティクラシコは、サンジョヴェーゼ85%、カナイオーロ15%。

 

リセルヴァは、サンジョヴェーゼ90%、カベルネフラン10%。カベルネフランをキャンティクラシコでブレンドさせるのは、珍しいですね。

 

グランセレツィオーネもありました。

こちらはサンジョヴェーゼ100%。

30ヶ月の樽熟成だけあって、深みがあります。

 

 

「テヌータ・カーセ・ヌォーヴェ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

キャンティクラシコ、リセルヴァとも、メルロー、カベルネソーヴィニヨンがブレンドされています。

エチケットもそうですが、モダンな感じです。

 

 

「パンツァネッロ」。

ワイン祭りのおこなわれる広場に行く道沿いにあるワイナリーです。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

 

キャンティクラシコはサンジョヴェーゼ100%で、リセルヴァは、カベルネソーヴィニヨンがブレンドされています。

 

ビジターの半分以上が外国人観光者(アメリカ人、ドイツ人多し)であろうと思われるほどで、どこのブースでも英語が飛び交っていました。

 

パンツァネッロのブースは、ドイツ人に占領されていて、彼らの合間からワインを注いでもらって窮屈だったせいか、あまりよく味わいを覚えていません。。

でも、覚えていないということはあまり特徴がなかったのかもしれません。。

 

 

 

「パラージョ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

キャンティクラシコが1万5千本くらいと、小さな作り手。

キャンティクラシコ、リセルヴァとも、サンジョヴェーゼ100%。

 

 

 

 

「カンディアッレ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

昨年のワイン祭りで試飲した時に、とても気に入った生産者です。

キャンティクラシコは、2013年のものでした。

セメントタンクで熟成とのことで、まろやかで、やさしい味わいで、個人的にはこんな味わいのキャンティクラシコは、飲みづかれしないで、食事の最初から最後まで寄り添ってくれるワインだなと思います。

 

 

「ラ・マッサ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

ラ・マッサは、IGTの「ラ・マッサ」、「ジョルジョ・プリモ」で有名な作り手。

ジョルジョ・プリモは、値段が張るワインだけあって、みんなこれに群がっていました。

 

サンジョヴェーゼ以外の赤ワインは試飲していなかった私も、ジョルジョ・プリモはいただきました^^

カベルネソーヴィニヨン、メルロー、プティヴェルドのブレンドですが、ストラクチャーがあるだけでない、奥行きのある、深みのある味わい。

 

 

パンツァーノで一番有名であろう「フォント―ディ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

「フラッチャネッロ」で有名ですが、それは出ておらず、キャンティクラシコとグランセレツィオーネ、シラーを試飲。

 

パンツァーノのコンカドーロ(黄金の丘)に位置していて、まさにパンツァーノのサンジョヴェーゼというテロワールを感じさせるサンジョヴェーゼ100%のキャンティクラシコは秀でています。

 

グランセレツィオーネは、新樽率が50%ですが、サンジョヴェーゼの優雅さがあります。

 

 

「カーサロステ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

 

パンツァーノのみならず、キャンティクラシコのワイナリーは、独自のスーパートスカーナを作っているところが多いですが、ここも、IGTワインがあり、メルロー90%、サンジョヴェーゼ10%。

国際市場を視野に入れると、やはりカベルネやメルロー主体のワインになるのでしょう。

ここも、やはりこのメルローに人気が集まっていました。

 

 

「ヴィニョーレ」。

パンツァーノインキャンティワイン祭り

キャンティクラシコ、リセルヴァ、グランセレツィオーネとも、国際品種がブレンドしてあるので、サンジョヴェーゼの酸味が少し隠れてしまう感じがありますが、先述のカベルネとメルローの話と同様、その方が一般向けするのでしょう。

 

 

冒頭にも書きましたが、パンツァーノは、90%がビオという地区。

ビオの畑は、450ヘクタールで、ヨーロッパで初めて、ワインのビオ地区として認定された場所でもあります。

 

これからますます注目度が上がりそうです。

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