イタリア映画『幸福なラザロ』
ステイホームで、家で映画鑑賞をしている人も多いことでしょう。
今日は、昨夜見たイタリア映画『幸福なラザロ』をご紹介します。
2018年カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した作品です。
幸福なラザロ(2018)
LAZZARO FELICE
監督・脚本:アリーチェ・ロルヴァケル
ラザロ:アドリアーノ・タルディオーロ
タンクレディ:ルカ・チコヴァーニ
成長したアントニア:アルバ・ロルヴァケル
マルケッサ・アルフォンシーナ・デ・ルーナ(侯爵夫人):ニコレッタ・ブラスキ
ストーリー(公式サイトから引用)
渓谷で外の世界と隔絶されたインヴィオラータ村(「汚れなき村」の意)。村人たちは領主であるデ・ルーナ侯爵夫人(ニコレッタ・ブラスキ)に支配されていた。
彼らの中に誰よりも働き者の若い農夫がいた。彼の名はラザロ(アドリアーノ・タルディオーロ)。お人好しが過ぎるあまり仲間から軽んじられ、仕事を押し付けられていた。
ある時、侯爵夫人の美しい息子タンクレディ(ルカ・チコヴァーニ)が町からやってくる。タンクレディはラザロを仲間に引き入れて自身の誘拐騒ぎを演出し、二人は強い絆で結ばれるようになる。
その頃誘拐事件を発端に、インヴィオラータ村の存在が、領主による大規模な労働搾取の事件現場として世の中に報道される。結局村人たちは、揃って住み慣れた村から出ることになるのだが、ラザロだけは・・・・・・。
原題は、LAZZARO FELICEで、「FELICE」は「幸福な」の意ですので、そのままです。
日本語では「ラザロ」となっていますが、イタリア語の発音は「ラッザロ」。
とっても古風な名前で、いかにも田舎っぽくって、ぴったり^^
とにかく自然がすごい!
息をのむような大自然の空気が伝わってきます。
イタリアの自然は、なんでこんなに引き込まれるのでしょう。
舞台になっているインヴィオラータ村とは、どこなのかなと後で調べてみたら、ヴィテルボ県ということでした。ローマの北の方です。
話し方から、イタリア中部だなということは想像できて、マルケ州かなぁと思っていたら、隣のラツィオ州でした。
撮影は、インヴィオラータ村と、ウンブリア州のカステル・ジョルジョというところでおこなわれたそうです。
2か所でおこなわれていたのですね。
いずれにしても、きれいなところ。
1980年代にイタリアで実際にあった事件をもとにしているらしいですが、たしかに、こんな田舎ならありえる。。
ネタバレはせずに、最後の感想だけ。
じーんと胸に響きました。
とってもおすすめな映画です。