ワイン祭り中止
毎年9月は、ワイン祭りの時期。
キャンティ地方の中心の広場では、ワイン生産者のブースを回って試飲ができるというワイン祭りがあります。
今年は、コロナの影響で広場での試飲はおこなわれませんでした。
正確にいうと、イベント自体はおこなわれました。
例年は、9月の第2週の週末にグレーヴェ・イン・キャンティ村、第3週の週末にパンツァーノ・イン・キャンティ村のワイン祭りがあり、それぞれ村の中心の広場に生産者のブースが設置されます。
グラスを買い、好きなブースを回りながら試飲ができるというものです。
今年は、「広場でグラスを買い、生産者のところまで自分で行ってください」という形式になりました。
でも、それではイベントの醍醐味がまったくありません。
ワイナリーは隣あっているわけではありませんので、ガラスのグラスを持って車で移動しなくてはいけません。
ワイナリーに行くなら、ワイナリーの蔵も見学したいです。見学しないで試飲だけするなら、はしごするのは非常に面倒です。しかも、まずはグラスを買いに行かなくてはいけないし、しかもグラスを持ってワイナリーを回れとはナンセンスです。
このワイン祭りのために、ドイツから友人が遊びにきました。
彼女は、7月にイベント主催側に「9月にイベントはおこなわれますか?」と問い合わせていました。
「おこなわれます」という答えだったので、イタリア旅行を計画しました。
主催側、無責任なことをいわないでほしいです。
たしかに、イベントはおこなわれましたが、自分でワイナリーに行ってくださいという形式ではまったくイベントの趣旨が異なります。
「例年のような形ではおこなうことができないので、検討中です」とかいってくれればいいのに。
イベンのために、わざわざ遠方から来る人だっているのだから。
広場での試飲がなくなったので、代わりに、グレーヴェ・イン・キャンティ村にあるエノテカに行くことにしました。
自由に試飲ができるという試飲マシーンが設置してあります。
ここなら、いろいろと試飲ができます。
気に入ったワインを購入することもできます。
かなり空いていました。
コロナ禍、人が減っているとのことで、設置してあるワインの数も少なくて少しがっかりです。。
それでも、試飲を開始。
白、ロゼ、キャンティ・クラシコ、キャンティ・クラシコ・リセルヴァ、ボルゲリ、モンタルチーノと順番に試飲をしていきました。
カードを機械にさしこんで、ボタンを押すとワインが出てきます。試飲は、S、M、Lのサイズがあります。
イベントで飲むはずだったキャンティ・クラシコを中心に試飲をしました。
せっかくドイツから来たのにイベントに行けず気の毒でしたが、ひさびさに友人と会うことができて、楽しいときを過ごしました。
行ったのは、
Enoteca Falorni
Piazza delle Cantine 6, Greve in Chianti