ワインとフードのイベント「Food & Wine in Progress」に行ってきました
12月1日、2日とおこなわれた「Food & Wine in Progress(フード・アンド・ワイン・イン・プログレス)」。
イタリアソムリエ協会が主催するフードとワインのイベントで、毎年この時期におこなわれます。
会場は、レオポルダ。フィレンツェの展示会会場としてもおなじみのこの場所は、広くて試飲もしやすくて好きです。
ワインは、「エッチェッレンツァ・ディ・トスカーナ(トスカーナのエクセレントの意)」と題して、イタリアソムリエ協会のワイン評価本で評価されたワインが並びます。
ゲストとして、ドイツのワインコーナーもあり、8社が来ていました。
よい機会なのでと、一通りドイツのリースリングを試飲しました。
酸味たっぷりだけど口に広がるやわらかいアロマ、辛口だけど甘い香りは、イタリアワインにはない特徴で、ドイツのリースリングはやっぱり好き♪
特に甘口のリースリングは、イタリアでは口にできない上品さです♡
リースリングの後は、フードをのぞきにいきました。
チーズやサラミがいろいろ。
チョコレートやクッキーなどの甘いものもたくさんありましたが、まだこれから赤ワインを飲むのでと思って、とりあえずチーズとサラミを試食。
途中、オリーブオイルの勉強会が開催されていたので、参加してみることに。
4種類のオリーブオイルを試飲しながら、オリーブオイルソムリエの人が説明してくれるものでした。
オリーブオイルは、小さなグラス(この日はプラスチックのコップ)を手のひらの上にのせて、温めてから試飲をするのですが、28度まで温めるとのこと。
今まで、適当に温まるまで待っていましたが、試飲温度を知っていると目安になりますね。勉強になりました!
オリーブオイルソムリエは、「ワインは、一晩で飲み終わってしまうけど、人々は、高いお金を出す。でも、オリーブオイルに高いお金を払いたいという人は少ない。長くもつものなのだから、高くても割に合うということを知ってもらいたい」と言っていました。
たしかにその通りです。
オリーブオイルと食べ物の相性についても話があり、ひよこ豆を煮たものと、オリーブオイルを実際に合わせてみての説明。
豆類は、天然の甘味があります。
オリーブオイルをかけることによって、ひよこ豆の甘味がおさえられ、オリーブオイルの苦みがやわらげられました。
食事をするとき、ワインと食べ物のマリアージュは、まじめに考えますが、どの食材にどのオリーブオイルを使うかは考えたとこがなかったので、これまた勉強になりました。
オリーブオイルの勉強が終わったら、赤ワインの試飲へ。
今回は、仕事とは関係なく、フードとワインを楽しみに来たので、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノを試飲することに♪
ブルネッロの作り手、8社ほどまわり、ブルネッロ、リセルヴァ、たまにロッソを試飲しました。
2019年にリリースされる2014年のブルネッロを持ってきているところもあり、アンテプリマという形で試飲することができました!
毎年2月に行われる「ベンベヌート・ブルネッロ」がいまから楽しみに♪
途中、モレッリーノ・ディ・スカンツァーノと、カルミニャーノも試飲。
最後は、バンフィのモスカデッロ。
このモスカデッロ、15年前、イタリアに住み始めて最初に飲んだデザートワインだったので、個人的に思い入れのあるワインなのです。
その時は、チーズをデザートの代わりに食べて、このワインと合わせました。
ワインを思い出すことで、その時のシチュエーションを思い出すなんて、やっぱりワインの魅力はつきないなとあらためて思ったイベントのしめくくりでした。