スペイン映画『ジュリエッタ』
イタリアに住むようになってから、イタリア映画のみならず、フランス映画やスペイン映画をよく見るようになりました。
先日見たのは、スペイン映画の『ジュリエッタ』(スペイン語読みだと「ユリエータ」)。
ペドロ・アルモドバル監督の作品で、母と娘を描いたヒューマンドラマです。
ジュリエッタ(2016)
JULIETA
監督:ペドロ・アルモドバル
キャスト:エマ・スアレス(ジュリエッタ)
アドリアーナ・ウガルテ(昔のジュリエッタ)
ダリオ・グランディネッティ(ロレンソ)
ダニエル・グラオ(ショアン)
ストーリー
スペインのマドリードで、ひとり暮らしをしているジュリエッタには、ずっと行方がわからなくなっている一人娘がいた。
ジュリエッタは、現在の恋人ロレンソにも、娘のことは打ち明けられないでいた。
ある日、ジュリエッタは、知人から「あなたの娘を見た」と言われ、ショックを受ける。
ジュリエッタは、封印していた過去に向き合い、娘に宛てた日記を書き始める。
主人公の心がすごく伝わってきて、物語に引き込まれました。
映像もとっても美しく、色彩も豊か。
出だしの赤の色や、途中若いジュリエッタが中年に変わるところ、最後の景色が特に印象的でした。
フランス映画の映像美も好きですが、スペインの映像美も好き。
感動が続く余韻のある映画でした。