1年ぶりのワイナリー訪問へ
イタリアでは、自由に移動ができるようになり、毎年恒例の5月最終日曜日の「カンティーネ・アペルテ」が開催されました。
カンティーネ・アペルテは、ワイナリーが一般公開されるイタリアのイベント。
ワイナリーに行ってきましたので、そのときの日記をnoteに書きました。
昨年の夏にキャンティとモンタルチーノのワイナリーへ行ったきり、ロックダウンで行くことができなかったワイナリー。したがって、ワイナリーへ行くのは、約1年ぶりとなりました。
昨年のカンティーネ・アペルテは、オンラインでおこなわれましたが、ワイナリーは電波が弱いところが多く、頻繁に接続が切れるという残念な結果に終わりました。
というわけで、待ちに待った今年のカンティーネ・アペルテ!
私は、2008年からカンティーネ・アペルテには毎年行っていて、5月になるたびに「今年はどこに行こうかな~」と、とても楽しみにしているイベント。今年は開催となり、うれしい限り。
ワイナリーへはいつでも訪問することができますが、カンティーネ・アペルテは、お祭りムードで気軽に参加できるのがいいところ。
1年で一番気持ちのよい気候の時期に、気ままにワイナリーを訪れ、試飲をして、気に入ったらワインを買って、というワイン・バカンスを楽しむことができます。
いままでのカンティーネ・アペルテは予約不要だったので、時間を気にせず、ワイナリーを巡り、2~3軒はしごしていたのですが、今年は予約必須となったため、はしごするのはやめました。
2軒予約をすると、滞在時間、移動時間を考えて行動しなくてはならなくなるので、「気軽に」というモードにはならないので。
というわけで、キャンティ・クラシコのワイナリー1軒へ行くことにしました。
行ったのは、ロッカ・デッレ・マチエ。
カステッリーナ・イン・キャンティ村に位置し、ブドウ畑の景色は、この村で一番美しいところです。
ワインテイスティングのみの目的で何度か訪問したことはありましたが、蔵を見学するのは今回が初めてでした。
見学の様子はnoteをご覧ください。
試飲したのは、以下の4種類。
まずは白ワイン。
マレンマ地方で造られるヴェルメンティーノ。
フラワリーで、フルーティーで、心地よい飲み口。リンゴのニュアンス。
青空の下で飲むのに最適なさわやかなワインでした。
次は、メインのキャンティ・クラシコ。
すみれの香り、さくらんぼの香り。果実味と酸味のバランスがとてもよいキャンティ・クラシコ。
キャンティ・クラシコらしいキャンティ・クラシコ。何か食べたくなる味わい。
カステッリーナ・イン・キャンティのテロワールが表現されたワイン!という感じで、ミネラルが美しい!
続いて、単一畑のキャンティ・クラシコ「テヌータ・サンタルフォンソ」。
サンジョヴェーゼ100%。ブラックベリーやリコリスの香り。ふくよかな口当たり。
そして、キャンティ・クラシコ・グラン・セレッツィオーネ「セルジョ・ジンガレッリ」。
グラン・セレッツィオーネは、キャンティ・クラシコのトップの階級。
豊かなアロマとまろやかな味わい。芳醇でエレガント。
ブドウ畑を見ながら飲むワインは最高!
予約制ということもあり、イベントとはいえ人も少なく、8人程度。
席も離れていたので、聞こえてくるのは鳥の声だけ。
ゆっくりと昼下がりのワインを楽しみました。