スーツケース、荷造りのコツ
スーツケースの荷造り、大変ですよね。
私は、イタリアから日本に一時帰国するとき、日本からイタリアへ行くとき、量も重さもできるだけ多くのものを持っていくことができるようスーツケースのスペースを最大限に活用するようにしています。
今回、日本からイタリアへ持っていったスーツケースは23キロが2つ。
衣類が多いとボリュームがかさばり、重量は軽いまま。
瓶ものなど重いものが多いと、ボリュームが少なくても重量オーバーになります。
そうならないように、ボリュームも重さも、めいっぱいになるように荷造りをしています。
スーツケースにものをつめていくコツもありますので、私が実践している荷造りのコツをご紹介します。
重いものを裏側の下に入れる
重いものを下に入れることは重要です。
移動でスーツケースを運ぶとき、重いものが上にあると、それが下がってきて、隙間ができたり、下のものがつぶれたり、スーツケースのバランスが悪くなったりするので、重いものは、必ず下に入れます。
一番重いものは、スーツケースの裏側の下に入れると、運ぶときにバランスがいいです。また、開けるときもスムーズです。
表側に重いものを入れると、スーツケースを開けるときに重いです。また、移動中に中の荷物が動くので、表側に重いものが入っていると、スーツケースを開けるときに飛び出てくるときがあります。
最初に裏側の下に一番重いものを入れて、その次に重いものは表側の下に入れます。
まず裏側の凸凹を平らにする
スーツケースの裏側は、キャリーバーの凸凹があるので、それをまずは埋めて平らにします。凸凹を気にしないで荷物をつめると、溝になっている部分に空洞ができてスペースが無駄になります。
溝の部分に小さめの洋服をつめて、凸凹を平らにします。平らになったところで、重いものをつめていきます。
次に書類を表側に入れる
書類は、衣類の間に入れると折れたりふにゃふにゃになったりするので、表側の平らな部分に最初に入れます。そうすれば、あとは何を入れても、紙はまっすぐのまま。
瓶はしっかり梱包する
重いものといえば、瓶もの。
私は、イタリアから日本に行くときはワインを、日本からイタリアへ行くときは日本酒を持っていきます。
割れるのを防止するために、プチプチで巻いて、1本入りの箱に入れます。2~3本持つときも、2本入りや3本入りの箱ではなく、1本入りの箱に分けます。2本入り、3入りの箱は、仕切り部分が弱くなるので、割れる可能性が高くなります。
そして、縦にして入れます。瓶は横より縦のほうが割れにくいです。
瓶の首も有効活用
ワインや日本酒は、箱に入れると首の部分が空洞です。そこに小さい小物を入れて、スペースを有効活用します。
靴の中に靴下を入れる
靴はけっこうかさばりますが、中は空洞。靴の中に靴下を入れて、スペースを有効活用します。ショートブーツには、厚手のタイツも入ります。
壊れやすいものは缶やタッパーに入れる
つぶされると割れたり壊れたりしやすいものは、固い箱に入れます。箱はかさばるので、箱自体もお土産にします。
私は、日本のお土産の100円ショップのタッパーだったり、メイクボックスの代わりにしたいかわいい缶だったり。箱の空洞を有効活用でき、壊れやすいものを保護でき、一石二鳥です。
ただし、かさばるので、箱はひとつだけにします。
大きいものから入れていく
まずは大きいものから入れていき、中くらいの大きさのもの、最後に小さいものを入れます。ぎゅうぎゅう押しながらつめていけば、小さいものはちょっとの隙間でもけっこう入ります。
大切なものは中央に入れる
私の荷物の中で一番大切なものは、ハードディスクドライブ。
私はいつもハードディスクドライブを2個持ち歩きますが、たいていは機内持ち込み用のスーツケースの中に入れます。でも、今回は3個のハードディスクドライブがあって、どうしても機内持ち込み用のスーツケースに入りませんでした。
機内持ち込み用のスーツケースに、ノートパソコン2台とケーブル類、ヘッドホン、パリ空港内で宿泊する用の着替え、本などを入れたら、ハードディスクドライブのスペースがなくなってしまったのです。
ポータブルのハードディスクドライブなので、多少の衝撃には耐えられるようになっていますが、大きなスーツケースに入れるのはやっぱり不安。
クッション性のあるポーチに入れて、スーツケースの中央に入れます。
中央部分が一番衝撃が伝わりにくいです。
そして、周りを洋服をつめれば、安心です。
全部ビニールの袋に入れる
すべてビニールの袋に入れるのは、液体から守るため。万が一、ワインや日本酒が割れたり、化粧品の液体が漏れても、すべてがビニールに入っていれば、被害が少なくて済みます。
ワインや日本酒は、きちんと梱包すればまず割れないですが、化粧品が漏れてくることはたまにあります。蓋をテープで止めたり対策をするのも大切ですが、それでも漏れてくることがあるので、ビニール袋は必須です。
雨対策の意味もあります。
スーツケースが破損したときに、雨が降っていると、中が濡れます。
私は、2回ほどスーツケースが破損しました。(ちなみに2回ともローマ乗り換えのフライトでした。しかも、1回は買ったばかりのスーツケースだったのに。。)
すごい勢いで投げられたのでしょうか。。もしくは、飛行機から降ろされるときに、落下したのでしょうか。。ちょっと割れた程度でしたが、ちょうど雨が降っていたので、中がかなり濡れました。ビニールに入れておいてよかったです。
23キロまでというのは、23キロ台であれば大丈夫なので、私は23.5キロで荷物をつくります。
うまくつめれば、思うよりたくさん入ります!
荷造りの参考になればと思います♪