イタリアワイン、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州のDOCG
イタリアで最も雨の多いフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州では、ブドウは主に丘陵地帯で行われています。
高品質な白ワインで有名な州で、DOCGは、すべて白ブドウのワインです。
コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリット
Colli Orientali del Friuli Picolit
ピコリット種主体の甘口ワイン。
ピコリットは、フリウリの土着の白ブドウです。
古代ローマ帝国の時代から存在するブドウで、当時の皇帝や教皇も飲んでいたそうです。
一時は絶滅の危機に瀕したこともあるブドウ品種です。
一部未生育になる特徴があるため、栽培が難しく、生産が限定されます。
「コッリ・オリエンターリ・デル・フリウリ・ピコリット」は、2006年にDOCGに昇格したワインです。
ピコリットが85%以上使用されなければなりません。
黄金に輝く色、樽香、そのままで飲んでもおいしですが、焼き菓子と合わせたり、熟成したチーズと合わせることができます。
リソン
Lison
2010年にDOCGになった「リソン」。
ヴェネト州とフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州をまたがるDOCGの白ワインです。
ブドウ品種は、タイを85%使用しなければなりません。
ブレンドされるブドウは、ヴェネツィア県、トレヴィーゾ県、またはポルデノーネ県で栽培された白ブドウでなくてはならず、アロマテックなブドウは使用できません。
緑がかったレモンイエローのさわやかな辛口の白ワインです。
ラマンドロ
Ramandolo
ヴェルドゥッツォ・フリウラーノ種から作られる白の甘口のワインです。
10月の最終週ごろ収穫される遅摘みタイプのワインです。
ラマンドロは、100年以上歴史のあるワインであることがわかっています。
シュトゥルーデルなどのこの地方のお菓子と合わせてもよいですし、生ハム&いちじくや、チーズと合わせても美味しいです。
ロサッツォ
Rosazzo
ロサッツォの作られる地区は、フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州の中でもワイン造りの歴史のある場所です。
ブドウは、フリウラーノが最低50%使用されなければならず、ソーヴィニョンが20~30%、ピノ・ビアンコまたはシャルドネが20~30%、リボッラ・ジャッラが10%までのブレンドの白ワインです。
野菜系のリゾットと最高にマリアージュします。